浅田真央ちゃん ホノルルマラソンへの道 #2
浅田真央ちゃん、ホノルルマラソンへ向けてのトレーニング。
今日は、今までの最長距離である20km走を行いました。
人生初めてのハーフの距離という事もあり、
タイム等は気にせずに、フルマラソンに向けて距離感などを
肌感で感じてもらうことを目的としていました。
ですが・・・
終わってみれば、20kmを2時間15分でフィニッシュ。
想定よりも15分ほど早く走りきってしまいました。
15kmを過ぎた辺りから、さすがに疲労感が漂っていましたが
終わってみれば、この笑顔です(笑)
祝 初20km完走を人文字で・・・笑
何事も経験は自信に繋がっていくので、今後のトレーニングにも活かせる内容だったと思います。
あと・・・
真央ちゃんのファンの方々から、膝の怪我の状態を心配している声をSNS等で頂くのですが、
結論から言うと、大丈夫です。
本人も問題ないと言っていますし、
何よりも僕が指導した方々で、怪我や障害が “改善した人” はいますが、
怪我の誘発や再発をした人は、今までに1人もいませんのでご安心を。
それには、いくつかの理由があるのですが、
僕のトレーニングは、ただやみくもにひたすら走る等(インターバル走やタイム走 etc)の
走る事を「目的」としてしまっているトレーニングはあまりしません。
走る事はあくまでも「手段」として捉えてのトレーニングを行っています。
※インターバル走やタイム走を否定しているのではなく、今回の場合は必要ないと判断しています。
「目的」は、あくまでもフルマラソンの完走であり、目標タイムの達成ですからね。
もう一つは、
正しい身体知識を元に、ランニングの運動構造に則った「身体の使い方」を習得する為の
トレーニングを取り入れています。
つまり、”ランニングの運動構造に則っていない身体環境”のまま
ただやみくもに走ってしまうと(上述の走るトレーニング)、
身体各所(筋肉や関節)に、無駄な負荷がかかり微細損傷が蓄積され、
結果的に、怪我の誘発に繋がってしまうんです。
このような状況に陥らないようなトレーニングを行うことで、
身体への負担、痛みや違和感などは発症しませんし、
効率的なランニング動作を習得する事で、通常よりも楽に走る事ができるようになり、
結果的に、タイムが伸びてしまったりします。
なので、初の20kmランでもこの余裕の笑顔が生まれるわけです。
トレーニングというものには、正解はありません。
ですので、どの方法が一番その人に合っているかを見極めるのもトレーナーの仕事なんですね。
その分、引き出しにはたくさんの身体知識やトレーニングレパートリーが必要になってきます。
ホノルルマラソン、レース当日までちょうど一ヶ月。
ランニングを楽しみながら、頑張っていきたいと思います!
ROUGHトレーナー 三浦直樹